”今この瞬間”に意識を向けると・・・

意識について


前回からだいぶ間が空いてしまいました(^^;) ブログを楽しみにしてくださっている方がいらっしゃいましたら、すみません。。。


テーマは決まっていたんですが、なかなか自分が出来ていない事を書くのはどうなの?と躊躇があったんですよね。。。(^_^;)


きっかけは、私が大好きな非二元(悟り)のティーチャーのお一人、エックハルト・トールの動画なんです。

英語が分かる方は、Youtubeでぜひご覧になってください(動画はこちらから)


タイトルは「The World Needs You as a Teacher of Presence」(世界は、”今ここにあること”の教師としてあなたを必要としている)。


”presence”は、日本語の意味を調べると”存在すること”とか”存在感”とか出てくるんですが、ルパート・スパイラの著書「プレゼンス」を見ていると”現存”と訳されていて、監修の溝口あゆかさんが”今ここにあること”と補足されています。

”今ここ”に意識をとどまらせていると、その人の自我を超えたもの、思考や感情が介在しない存在の核心が現れるので、その状態を指している言葉ですね。


それで、今回のエックハルト・トールの動画は、瞑想ライブだったんですけど、沈黙の瞑想そのものの時間は最後のほんの数分でした。それまでの1時間のトークでは、今まで彼の著作を読んだり動画を観たりしたことのある方には特に目新しいものは無いと思うんです。


でも、エックハルトがアップで私たち一人ひとりに語りかけるように、ゆっくりゆっくり、今に気づくのがいかに大切か、とか、”今ここにある”状態で他者と関わるのはどんな感じなのか、ゆっくり間を置きながら、彼の深いところから語っているのを聴いているだけで、深い瞑想状態で、まさに”今ここ”に意識があったたような気がします。


”今ここ”に意識をとどまらせていると、思考を介して世界を見るのとは全く違うように世界が感じられるのですが、エックハルト・トールは、”今ここ”に常に意識を保って世界と関われる人を育てたいと5カ月間のプログラムを提供するようです。逆に言えば、それだけ難しいことなんだなと。


私も偉そうに書いていますが、本当にこの難しさを実感しています(^^;) 特に、家族やお友達など人と話す時は過去の記憶が出てきたり、無意識の感情が出てきたり、思考で分析したり、どうしても”今ここ”からズレてしまいがちだからです。



けれど、”今この瞬間”に全く何の思考も起きずに、ただ静けさの中に存在している時間もあって、

その時は、見えている風景がとてもビビッドに感じられるんです(*^^*)


いつもより視野が広くなっている感じで、自分自身もなんだか大きく広がっている感じ。


そして、見慣れた風景を歩いているはずなのに、どこか新鮮で、街路樹も行きかう人々もお店も、目に映る何もかもが光り輝いているような、そんな感じ。


もしかすると、遠い昔の幼い頃、まだ何も怖れを知らない頃は、こんな風に見えていたのかもしれないな。。。なんて、思ったりします(*^^*)


さて、そんな風に、”今ここ”に意識を保ちながら歩いていると、こんな可愛い花を見つけました(*^^*)

すごく小さくて、道路の割れ目からちょこんと顔を出すように生えていて、何か考え事をしてしまっていたら、簡単に見逃してしまうような花。


”今ここ”に意識を向けていると、普段は視界に入らないような些細なものが見えてきて、何か発見があったりするんですよね(*^^*)


また、今ここに、全く思考のない状態でいると、だんだんエネルギーが満ちてきて、とても元気になってくるんです。思考が、特に、何かに憑りつかれたように繰り返し湧いてくるネガティブな思考が、いかにエネルギーを奪っているのか良く分かります。



でも、”次にこれやって”、”あれやって”、とかの思考なしに、どうやって行動するんだろう?と思われる方もいるかもしれませんね。


それが、不思議なことに、何も考えなくても、次にやる必要のあることは分かるんですよね。頭の中でいちいち言語化しなくても、身体が勝手に動く感じで。余計な思考が無い分、逆に効率的に、無駄なく動けたりするんです。

料理をしていても、「あ、次は醤油がいるよね」などと思わなくても、勝手に冷蔵庫に向かって行って、醬油を取り出しているような。ひらめきが先に来て、それに従って身体が動いている感じ。


と言うふうに、”今ここ”に意識を保つと、いいことがたくさんあるんですよね(*^^*) ここを更に探求していくと、「この”私”を動かしているのは、一体誰?」というところまで行くんですけど、それはまた別の機会に♬


一人で歩いている時や車を運転している時など、信号待ちをしている時など、ふと”今ここ”、”今この瞬間”に、意識を向けてみませんか?


世界がいつもと違って見えてくるかもしれませんよ(*^^*)