大阪・万博記念公園の国立民族学博物館(通称みんぱく)で開催中の「ラテンアメリカの民衆芸術」展に行ってきました♬
みんぱくに訪れると、世界は本当に多種多様な文化でなりたっているんだなあ。。。と、しみじみ感じます。
日常生活にどっぷり浸かってしまっていると、今自分がいる環境や組織があたかも世界のすべてのように錯覚してしまったりして、それが行き過ぎると「ここでしか生きていけない」かのように思いつめてしまったりしますが、世界はこんなにも広くて、可能性に満ちているんですよね。。。
”今働いている環境が合わないけど、やめられない”とか、”日本独特の空気を読み合う文化が窮屈で肌に合わないけど、どうしようもない”なんて思っていらっしゃる方は、ぜひみんぱくを訪れて頂ければなあ。。。と思います(^^)
さて、今回の「ラテンアメリカの民衆芸術展」ですが、展示物がカラフルで鮮やかな色合いなんですよね。気候も関係してるのかもしれませんが、マリア様像も、こんなにポップでにぎやかな感じに。
先住民の作った毛糸絵。絵柄がラテンな感じですよね(^^)
そして、カルロス・カスタネダの「ドンファンの教え」シリーズでも描かれていた”ナワール”の像。ナワールは、シャーマンが動物に変身したものなんだそう。何だかキュートで笑えますよね(*^^*)
それで、久しぶりに「ドンファンの教え」を読み返してみたんですけど、やっぱり面白いんですよね。
悟りや非二元とは全然違う意味の”非日常的現実”の世界へと入っていく話ですが、目に見えている現実とは違う現実があって、それをメキシコの呪術師はどう見ているのか、とても参考になります。
幻覚サボテンやキノコなどの薬草を使うので日本人はとても経験できないですが、目に見えている世界だけがすべてじゃないと知るには良い本だなと思います。
そして、シャーマンがどういう風に世界を見ているかが描かれている絵。自身もシャーマンとして活動していた画家の作品なんだそう。
みんぱくでは、企画展以外の本館展示でも、いろんな地域で儀式に使われていたお面とか像などがあるんですが、祈りの場で使われていたんだなあ。。。と、エネルギーが感じられるものも数多くあります。
日本でも、昔は目に見えない”非日常的現実”を認識しつつ、目に見える”日常的現実”を生きていたでしょうけれど、今やほとんどの人が”日常的現実”だけを見て生きてると思うんですよね。。。
一方、北米や南米の先住民やアフリカなどの文化では、今でも目に見えない領域にアクセスして精霊の声を聴く儀式が残っていたりして、それを感じられる「みんぱく」は貴重な場所だと思います(*^^*)
ぜひ、たくさんの方にみんぱくに訪れて頂きたいです♪