先の見えない時代に

日々の気づき


新型コロナウィルスの感染拡大で、また緊急事態宣言が出そうな情勢になってきました。

いったい、いつ収束するんだろう? 生活はどうなるんだろう?と、不安な方もいらっしゃるかと思います。

おまけに、週末にはまた寒波がやってきそうですし、この寒さで身体だけでなく心も縮こまってしまいそうになりますよね。


こういう時は、無理やりポジティブな方向に目を向けようとしても、全く歯が立たないことがよく分かります(^^;) 

未来への不安や怖れを見ないようにしようとしても、日本人の、いや世界中の人たちの集合無意識に新型コロナへの怖れが強くあって、どうしても私たちはそれに影響を受けてしまうからです。


ウィルスという、人間が太刀打ちできない、自分の力ではどうにもコントロールできない事柄があると、私たちは自分の無力さを感じますよね。


それが私たち一人一人が程度の差はあっても元々持っている不安や怖れを増幅してしまうんですね。私なんて、寒いだけでも南国に逃げたくなるのに、その上新型コロナウィルスまで…となると、収束するまで冬眠していたくなってしまいます(^^;)


そんな不安や怖れをどうすればよいのかというと、私はやっぱり、そんな気持ちがあるのを認め、受け入れてしまうのが一番かなと思います。ネガティブな感情を感じるのはしんどいからと言って、なかったかのように見ないのではなく。


だって、見ないように、感じないようにしたとしても、感じ切れなかった感情は潜在意識の底の方に押し込められただけで、無くなったりしないから。


不透明な未来への不安な気持ち、怖い気持ちが自分にあるのをしっかり認めながら、受け止めながら、そこで、過去にそんな状況の中でも乗り越えてきたことがなかったかと思い起こします。


全く同じような状況ではなくても、例えば東日本大震災や阪神大震災、大雨による災害などで大変な思いをされたことはなかったでしょうか?


入試に失敗した、就職がなかなか決まらなかった、失業した、離婚した、家族やペットが亡くなったなど、心がどん底に落ち込むような経験はなかったでしょうか? そんな大きなことは経験していないという方でも、学校生活や仕事や恋愛などで大きく悩まれたことはなかったでしょうか?


もしあれば、そこからどうやって這い上がってこられたでしょうか?


きっと、自分の中にある”生きる力”が前を向かせ、ここまで歩かせてきたはず。


その力が、きっと今回も、この状況でも、不安や怖れがあったとしても、きっと乗り越えさせてくれると、私は思っています。


どうか、この記事を読んでくださっている皆さまが、その力を思い出し、また繋がってくださいますように…