自分を愛すると”決める”

心の癒し


先日、「森のひびき」さんという音楽ユニットのコンサートに出かけてきました。

横笛とギター、カリンバを奏でる福井幹(つよき)さんとアイリッシュハープの小川由美子さんのユニットで、とても静かで深い境地へといざなってくれる音でした。


その福井さんは、実は20年近く前にマイケル・ローズさんというスピリチュアル作家のセミナーでお目にかかったことがある方だったんですよね(*^^*) 福井さんが瞑想の時間に笛を吹いてくださっていて。


自然界からのメッセージのような音楽を聴きながら、その頃の自分と今までの道のりが、とても懐かしく思い出されたのでした。

癒しの旅の始まり

私が参加していたマイケル・ローズさんのセミナー。

語られていたのは「私たちは、多次元に生きる素晴らしい愛と光の霊的存在である」でした。


今でこそ、超高速の首振り人形みたいにぶんぶん首を振って大賛成!の私ですが、その頃の私は学歴もなく、誇れるような仕事もなく、結婚の予定もなく、これから何をしたら良いのか分からない、30代に入ったというのに宙ぶらりんの、どん底状態の私。


そんな私が”素晴らしい愛と光の霊的存在”なんて、そんな考えはとてもじゃないけど受け入れられませんでした。”世間一般の基準に合わない自分は、人生の落伍者”としか思えなかったんですね(^^;) 


それでも、拒否感はあっても、やはり心の深い所では、それを信じたいという思いがあったんですね。

2日間のセミナーを計3回、5日間のリトリートにも参加しましたし、どん底状態から抜け出したくて、マイケルを始めスピリチュアルな本や自己啓発の本を貪るように読みました。


それが、癒しの旅の始まりでした。

”自分を愛する”と決めた結果


今までの道のりを振り返ってみて、ここまでこれたのは、やはり”決めた”ことが大きかったような気がするんですよね。


”自分は素晴らしい愛と光の存在”と思えなくても、”自分を癒す”と決めて、ある程度癒しが進んできたら、”ありのままの自分を愛する”、って決めたこと。何かを達成したとか、誰かから褒められた、とかは関係なく。


よくお友達に「さゆりさんの変化は早い」「自分の感情に気づく達人だね」って、びっくりされるんですけど、”自分が変わるために何でもする”と決めて、”誰かのせいにしない、被害者にならない”って決めて、”まだ未解決の感情と向き合って解放していく”と決めただけなんですよね。


それが、目に見える変化に繋がっているのかなと。



何か嫌なことが起こった時に、誰かのせいにせずに自分の内面の世界がどうなっているかを見てみると、まだ未解決の癒されていない怖れや怒りや悲しみなどの感情が渦巻いているのが分かります。


その感情を認めてあげて、よーく感じてあげると変化していく。その変化を見守っていくと、感情は水のエネルギーなので流れていってくれるんです。すると、また一つ解放されて楽になる。


自分の内面から世界を見る”投影”が変わるので、人や物事との関わり方も変わります。


もちろん人間なので、まだまだいろんな感情が湧いてきますし、不安や怖れに巻き込まれることもあります。でも、すぐに気づけるので抜けるのも早くなりましたし、”あ、これはただの思考が作り上げたストーリーやな”って見破れるようになって、ずいぶんと心穏やかに過ごせるようになりました。

自分を大事にする=自分の感情を大事にする


いろんな方を見てきて、嫌なことを引きずってしまっている人は、思考で何とか解決しようとしてしまっているように思うんですよね。


起きたことを〇〇という意味だと捉えよう、相手を分析して対処法を考えよう、引き寄せてしまったのは自分の問題、心の整理をつけたら何とかなる、とか。どこか感情がおざなりになっているので、かえって感情が流れずに留まってしまっているんだなと。


なので、そんな思考型の方におすすめなのは、やはり自分の感情を大事にすると”決める”ことです(*^^*) ”自分を愛すると決める”でもいいし、”自分を許すと決める”でもいいし、”どんな自分でも認めると決める”でもいいし。


大切なのは、自分の感情から目をそらさないこと。思考で感情の問題を何とかしようとしないことかなと思います。感情はただのエネルギーであって、”良い感情”も”悪い感情”もなく、止めずにちゃんと感じられれば変化して流れていってくれるので。

とは言え、ずっと思考で解決しようとしてこられた方の中には、感情に気づきにくい方もいらっしゃると思いますので、まずは感情を感じるところから一歩一歩ですよね(^-^)


その際、感情は必ず体感を伴いますので、身体の感覚に気づくことから始められるのが良いかもです。

顔にカーっと血が上って熱くなったら”怒ってるんだな”とか、心臓がキュッとなったら”あ、傷ついたんだな”とかは分かりやすい例ですが、首や肩が緊張しているとか、足が重いとか、胃がムカムカするとか、お腹が痛くなってきたとかも、感情が何かを訴えていたりしますし。


感情や身体の感覚を感じて大事にしてあげることは、自分を大事にするのと同じことなので、それだけでも生きるのがきっと楽になっていきますよ♪