感情は怖くない

心の癒し


エネルギーボディワークやエネルギーヒーリングのセッションなどで人の身体に触れさせて頂いていると、「これは感情の問題だなあ…」と感じることがよくあります。それがたとえ身体症状だったとしても。


例えば、その方に全く自覚症状がなくても「ここに何かあるな」と肝臓に注意を引かれて触ってみると、肝臓の硬い感じや凝縮して引っ張られるような動きを感じることが多く、更にその手触りや動きをじっくり感じていくと、感情の毒素が溜まっているように感じることがあります。


もちろん、肝臓の全部がそんなケースばかりではなくて、単にアルコールや薬の影響の場合もありますし、他の臓器、たとえば胃や腎臓などでも、いろんな感情の蓄積を感じたりすることもあります。


チャクラでは、インナーチャイルド(その方の中にいる、内なる子ども)が泣いているイメージや、ちょっとハードな過去生のイメージが出てくることもあります。


私は、よほどネガティブなこと(暴力を受けているイメージや、その方が怖いと感じてしまうようなこと)ではない限り、施術中に感じ取ったことは全てお伝えするようにしているのですが、感情に関してのことは大抵皆さん納得されるようです。かすかでも、何かあるんだなと感じていらっしゃるんでしょうね。


そして、セッションからお帰りになった後に、いろんな感情が浮上してくる場合もあるようです。


今まで感情を抑え気味に生きていらっしゃった方ほど大きな感情の揺れに悩まれるようで、メールでご相談を頂くこともあります。


ご本人は「めっちゃ怒りの感情が出てきました!どうしましょう(;゚Д゚)」などと、びっくりされることもあるのですが、私はその状況と同時にその方の光を感じているので、きっと無事に乗り越えられるだろうな…と思いながら、お返事を書いたりしています。

私たちは、仕事とか家事や育児で忙しかったりすると、感情の声をいちいち聞いていられないので、ついつい感情を後回しにする癖がついています。

「今日は、会社に行きたくない~」って思っても、仕事だから行かない訳にはいかないし、「あの人苦手だな~」と感じたとしても、同僚とか親戚とか上手く付き合っていかないといけない場合も多々ありますよね。


でも、そうして自分の感情を抑えているうちに、感情との繋がりがだんだん薄れていってしまうんですね。そうすると、自分が今、何を感じているのか、だんだん分からなくなってきます。


昔の私がそうでした。

30代前半ぐらいまでは、自分ではコントロール出来ないほどの激しい感情の波に振り回されていて、それでへとへとに疲れ果てていたんです。人間関係でも、すぐにカチンと来てしまうところがあったので、人に怒りをぶつけてしまわないように抑えて、抑えて…としていました。


でも、今ならすごくよく分かるのですが、感情は抑え込んだと思ってても、本当には無くならないんですね(^^;)

むしろ、抑え込めば抑え込むほど、ぐぐぐーーっと、潜在意識の奥の方にしまい込まれてしまって、何かの拍子にボンっと出てきてしまったりします。


私の場合は、何かのスイッチが入った拍子に激しい怒りがこみあげてきてしまって、物を壊したくなるような衝動を必死で抑えるのに苦労したりしていました(^^;)


その後、そこまで激しい怒りがあるのは、家族関係や学校生活の中で怒りを溜め込んできてしまったのが原因なんだと、カウンセリングや心理学のワークショップなどで分かって、少しずつ対処していったんです。


それこそ最初の頃は、カウンセリングで家族の話をしたり、心理のワークショップで子どもの頃の傷ついた記憶に触れるようなことがあると、それまで溜め込まれてきた激しい怒りや悲しみが浮上してきました。

ものすごくしんどかったですが、一つ一つ解放していくごとに、どんどん楽になっていきました。


今では、感情が反応することは本当に少なくなりました。こんなに平和で穏やかな気持ちで日々を暮らせるなんて、20代の私には想像もつかなかったですねヽ(^o^)丿


なので、クライアント様の感情が浮上してきて、今ちょっとしんどい状況にいらっしゃったとしても、落ち着いて見ていられるんですね。今出ている涙も出し尽くしてしまえば、後は必ず楽になられるなって。


感情は水のエネルギーなので、川のように流れているのが健全な状態なんです。ですので、どんなに激しい怒りを覚えたとしても一過性ですし、それを解放してしまえれば、エネルギーは必ず変化しておさまっていきます。


人間なんだから、感情はあって当たり前。


感情と、上手に付き合っていければいいですね♬